モンゴル:中国原料炭生産とモンゴルからの輸入減少により原料炭価格上昇の可能性

掲載日:2020年12月17日

11月15日の現地報道によると、中国北部で原料炭生産が過去数ヶ月減少しため、原料炭価格が上昇すると予測されている。山西省と河北省の一部の都市では、コークスの生産量を減らすことを決定した。例えば山西省のSyao市では、高さ4.3メートルのコークス炉が年末までに閉鎖される。同市では、8箇所のコークス炉が470万トン/年のコークスを生産している。同様の決定が地域レベルでも行われている。また、中国の炭鉱安全管理庁が炭鉱事故を防止するために管理を強化しているため、原料炭価格が上昇する可能性がある。

原料炭の主要な供給国であるモンゴルは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が発生し、厳しい検疫下にある。COVID-19の感染拡大により、ロシアとの国境検問所は閉鎖されたが、中国との国境検問所は正常に運営されている。モンゴル税関総局は、Gashuunsukhait、Shivekhuren、Bulgan、Zamyn-Uudの各検問所からの石炭の輸出で問題が起きていないと述べている。

*Usukh Zoos社のCh.Chinbat社長へのインタビューによるとモンゴルの南ゴビ県と隣接している内モンゴル自治区のAlxa盟(アルシャー盟)ではCOVID-19の感染者が一切確認されていないため、モンゴルでのCOVID-19感染リスクが高くなれば、厳しく規制する可能性が非常に高い。

(北京事務所 塚田 裕之)

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