米国:石炭会社2社が連邦倒産法適用申請

掲載日:2021年1月7日

12月3日の現地報道によると、ワイオミング州とモンタナ州に鉱山を持つ石炭会社のLighthouse Resources Inc.と、インディアナ州とイリノイ州で鉱山を運営するWhite Stallion Energy LLCは、新型コロナウイルス感染症蔓延の影響で石炭価格が下落した後、共に倒産を申請した。

石炭会社は天然ガスや再生可能エネルギーの増加の中で苦戦しており、倒産裁判所への提出書類によると、今年の第2四半期の米国の石炭生産量はほぼ50年ぶりの低水準となった。今年はオフィスや工場、店舗向けの電力需要が減っているため、石炭が大打撃を受けている。電力需要の減少は世界的に生じているが、米国では電力需要が減ると、まず石炭火力発電所が削減されてきた。

米国最大の石炭生産者であるPeabody Energy社は11月、同様の問題に直面しており、市場価格が改善しなければ5年間で2度目の倒産にかかる保護を求める可能性があると警告した。

Lighthouse Resources社は約4億5,600万USDの負債を抱えている。American Patriot Energy LLCが過半数を所有するWhite Stallion社は、倒産申告書によると、約1億400万USDの負債を計上している。

(石炭開発部 弘中 孝宜)

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