米国:環境保護団体がワイオミング州の2炭鉱の採掘許可申請却下を求めた

掲載日:2021年1月28日

1月18日の現地報道によると、ワイオミング州の環境保護団体が州の環境規制当局に石炭会社に対する採掘許可申請を却下するよう求めている。同環境保護団体はワイオミング州で2つの炭鉱を操業する事業者が規制を遵守しなかったか、未解決の違反を放置したと主張している。

Powder River Basin Resource Councilは、地権者を代表する団体で、そのメンバーの多くが炭鉱の近くに住んでいる。同団体は12月21日にワイオミング州環境品質局に宛てた書簡の中で、石炭会社Eagle Specialty Material社がGillette郊外にあるEagle Butte炭鉱の採掘許可を更新申請したことに異議を唱えた。

Eagle Specialty Materials社は、ワイオミング州の炭鉱の操業を引き継ぐ最も新しい石炭会社の一つである。前運営者のBlackjewel社が2019年に倒産を申請した後、Powder River BasinのEagle Butte炭鉱とBelle Ayr炭鉱での操業を再開した。

Powder River Basin Resource Councilの弁護士Shannon Anderson氏によると、同鉱山に関連する連邦政府のリースが新しいオペレーターに譲渡されていないためEagle Specialty Materials社にはEagle Butte炭鉱を操業する権利はないという。

譲渡条件はまだ米国内務省と交渉中で、倒産法廷では1年以上も保留されている。

連邦リースの譲渡をめぐる遅延の一部は、Blackjewel社が2019年7月に連邦倒産法第11章を申請した際に支払いを怠った5,000万ドルのロイヤルティの滞納に起因している。さらに、Eagle Specialty Materials社は、Blackjewel社が東部の遊休炭鉱のために保持している他の鉱区に関連する許可を引き受けるかどうかを決定する必要がある。

Anderson弁護士は「Eagle Specialty Materials社の採掘許可更新申請は、同社が鉱区内の連邦石炭権益に合法的にアクセスできることを証明できるようになるまで拒否されなければならない」「そうでなければ、(環境品質局は)許可が適用される法律や規制に準拠していないことを知っていながら、環境品質法に違反して鉱山許可の更新を承認することになる」と州環境規制当局に宛てた書簡に書いた。

(石炭開発部 弘中 孝宜)

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