カナダ:炭鉱開発への反対が多く、アルバータ州は石炭鉱区リースを中止

掲載日:2021年1月28日

1月19日の現地報道によると、アルバータ州はロッキー山脈における石炭採掘を拡大しようとする保守党政府の計画に国民の反対が強まる中、最近発行された石炭鉱区リースをキャンセルすることを決定した。

1月18日午後遅く、Sonya Savageエネルギー相は、最近販売された11の石炭鉱区リースを取り消すとのプレスリリースを発表した。Savageエネルギー相は、政府が2020年5月に撤回した政策の下で露天掘りが禁止されていた土地では、それ以上の賃貸権は販売されないと付け加えた。

Savageエネルギー相は「我々はここ数日で提起された懸念事項に注意深く耳を傾け、情熱を持って発言してくれた人々に感謝している」「この一時停止は、鉱物資源の所有者として、アルバータ州民の利益を確保する機会となる」「石炭鉱区リースの中止は現在審査中の既存の石炭プロジェクトに影響を与えることはない」と述べた。

リースがキャンセルされたのは、1976年以来ロッキー山脈の東斜面(絶滅危惧種の生息地であり、下流に住む何百万人もの住民の水源である)を保護してきた政策を撤回して以来、政府が発行してきた石炭探査リースのごく一部である。関連する2つの分野での採掘の増加に反対する2つの請願に10万人以上の署名が集められたことを受けて決定が下された。

(石炭開発部 弘中 孝宜)

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