中国:2020年12月の豪州炭の通関量は0

掲載日:2021年2月4日

1月20日の現地報道によると、2020年10月より豪州炭の輸入規制が始まって以来、中国の豪州炭輸入量が大幅に減少し、2020年12月の豪州炭の通関量は0となった。

税関データによると、2020年12月、中国が豪州から輸入した一般炭、原料炭は0であった。2020年に豪州一般炭が中国一般炭総輸入量に占める割合は34.19%となり、2019年の39.72%より低い。豪州原料炭は中国原料炭総輸入量の48.68%を占め、2019年の41.31%より高かった。

中国は豪州以外の国からの石炭輸入制限を緩和したため、インドネシア、ロシアなどの国から中国が輸入した石炭は増加した。

Kplerのアナリストは「一般炭と異なり、中国の豪州原料炭への依存度は非常に高い」と述べた。豪州炭は世界の原料炭総貿易量の62%以上を占める。豪州産原料炭輸入割合の増加は、新型コロナウイルス感染症に起因するモンゴル炭の輸出制限と関係がある。

2021年、中国は新たに石炭輸入量を割り当て、石炭輸入通関を許可する。しかし豪州炭輸入規制が緩和される気配はない。

香港の金融通信社FX168社は最近、「中国は豪州炭輸入解禁に向けた検討の前段階にあり、足止めされている豪州炭の一部の輸入規制解除を検討する」としているが、今のところまだ規制は残っている。

(北京事務所 塚田 裕之)

おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。

レポート一覧

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただくには、アドビシステムズ社から無償配布されているAdobe Readerプラグインが必要です。

ページの先頭へ