欧州/豪:欧州議会、豪州との自由貿易協定交渉で豪州に石炭廃止のビジョン提示を求める

掲載日:2021年3月18日

3月10日付報道によると、豪州が進めている欧州との自由貿易協定(FTA)締結交渉において、豪州がCO2排出量ネットゼロの目標設定を拒否している事で、EUの議員達が、豪州が排出量削減をさらに進めるまでいかなる貿易協定も批准しないと警告しているという。これは、欧州議会のブレムプト(Kathleen van Brempt)貿易調整官の発言を引用したもので、豪州が「いつ、どのようにして気候変動に左右されない国になるのか、また、いつ、どのようにして石炭を廃止するのか」という「明確なビジョン」を示すことが、合意の条件であるとしている。

2018年6月、豪州は3番目に大きい貿易相手であるEUと交渉を開始した。2020年12月に代表に任命されたテハン貿易大臣は、2021年中に交渉を完了させたいと述べた。

また、同じタイミングで欧州議会は炭素国境調整税の導入を進めることを決議し、豪州にとって別の圧力となっているという。

(石炭開発部 宮崎 渉)

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