豪州:BHP、中国における豪州産の石炭などに対する輸入制限に関する対策と見解を明かす

掲載日:2021年3月18日

3月11日付の地元メディアによると、BHPは、豪中関係の悪化を背景に中国における豪州産の石炭に対する輸入制限が継続していることに関し、同社が豪州で生産する石炭の販売先として中国に替わる市場を開拓中であり、既に原料炭と一般炭の両方において、中国顧客に替わる新顧客を獲得したことを明らかにした。

BHPは、同社の販売する石炭の25~30%は通常、中国に仕向けられるものであるため、中国での豪州産石炭に対する輸入制限が継続していることに伴い、同社の石炭事業は石炭価格が現在、回復しているにも関わらず、依然、打撃を受け続けているとしている。一方、BHPは、同社の鉄鉱石輸出に関し、中国が豪州産の製品に対する輸入制限を鉄鉱石にも適用するのではないかという懸念が各方面で生じていることに対し、この懸念が現実となった場合に備えて緊急対策を講じているものの、同社と中国顧客との関係が堅固なものであり、豪中の貿易摩擦においても持ちこたえるものであるという見解を示している。また、同社は、2019~2020年に高値傾向が続いた鉄鉱石価格については、今後、中~長期間において下落する可能性もあるとしている。

(シドニー事務所 Whatmore 康子)

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