豪州:連邦政府とVIC州政府の支援する水素供給試験プロジェクト、VIC州Latrobe Valleyにおける水素製造施設のパイロット操業を開始

掲載日:2021年3月18日

3月11日付の地元メディアによると、豪州連邦政府とVIC州政府の支援する、世界最大規模の水素エネルギーサプライチェーン(HESC)プロジェクトにおいて、VIC州Latrobe Valleyでの褐炭から水素ガスを製造するパイロットプラントにおける操業が開始されたことが明らかにされた。

同プラントは、豪州の電力企業AGL社、川崎重工、J-Power、岩谷産業などのコンソーシアムによるもので、同プラントで製造される水素ガスはVIC州Hasting港まで輸送された後、同港の施設で液化されて日本へと輸出される予定である。また、同プラントは今後、水素ガス製造の過程において発生するCO2を、炭素回収貯留(CCS)技術を利用して捕捉し、VIC州とTAS州をまたぐ沖合にあるBass Straitガス田跡に貯留して温室効果ガス(GHG)排出ゼロの水素ガス製造プラントとなることを目指しているとされている。HESCプロジェクトは、パイロット実験の段階である現在において400人の雇用を創出しており、商業目的の操業を2030年代に開始することを目標としている。

(シドニー事務所 Whatmore 康子)

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