豪州:実業家Forrest氏、10億AUDを投じてNSW州Port Kemblaに天然ガスと水素の併用による発電所を建設する計画

掲載日:2021年3月25日

3月16日付の地元メディアによると、Fortescue Metals社の会長である実業家Andrew Forrest氏は、同氏の所有する豪州の非上場企業Squadron Energy社を通じて、NSW州Port Kemblaに天然ガスと、再生可能エネルギーを利用して製造される水素を燃料とする850~1,000MW規模の発電所を建設する計画を明らかにした。

同氏によると、同発電所は現在Squadron社がPort Kemblaに建設中のLNG及び水素の受け入れ基地の隣接地に建設され、操業開始後は段階的に水素発電に移行されるとされており、NSW州Matt Keanエネルギー大臣は同計画に対して「世界が進む方向と一致する」と評して賛同の意を示した。一方、豪州連邦政府及び各州政府と多方面の企業が共同運営し、豪州における電力及びガスの系統と市場を管理するAustralian Energy Market Operator(AEMO)は、同計画が電力市場における供給者の多様性が維持されるには規模が大き過ぎるとして、発電規模を650MWに縮小するようSquadron社に要請したとされているが、この背景には、連邦政府が同政府の運営するSnowy Hydro社を通じてNSW州Kurri Kurriに建設を計画するガス発電所のライバルに同計画がなり得ることがあるためと、メディアは報じている。

(シドニー事務所 Whatmore 康子)

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