ロシア:ロシアの電力市場改革後に建設された火力発電所の稼働率が低下

掲載日:2021年4月1日

3月9日付の現地報道によれば、2020年、ロシアの電力市場改革(注:2001年に開始、2008年に国営のロシア統一エネルギーシステム社解散)後に建設された火力発電所の稼働率低下が顕著となった。エネルギー省ではその原因として、パンデミックによる需要縮小、水力発電所の発電量の大きさ、暖冬を挙げている。発電会社は、外国製設備の修理に時間がかかること、及び経済的要因を付け加えている。

ウラル地方以西の加重平均稼働率は新規ガス発電所で67%(2019年:73%)、新規石炭発電所ではわずか16%(2019年:19%)まで低下した。ウラル地方より東の加重平均稼働率は、新規ガス発電所で10%(2019年:9%)、新規石炭発電所では47%(2019年:57%)となっている。

また稼働率が50%に満たない発電所は年々増加しており、その容量は合計で約8.7GW、新規発電所の容量合計の33%に達する。加重平均稼働率が75%を超える発電所の容量合計は約半分の5.2GWまで下がった。

(モスクワ事務所 屋敷 真理子)

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