ロシア:温室効果ガス排出の計測手法を策定する計画

掲載日:2021年4月1日

3月9日付の現地報道によれば、科学・高等教育省のファリコフ大臣は、プーチン大統領との実務面談で、温室効果ガス排出の計測手法を策定するために、パイロット地域としてカリーニングラード州、サハリン州、チェチェン共和国、クラスノダール地方、スヴェルドロフスク州、ノヴォシビルスク州、チュメニ州の7つの地域が選定されたことを報告した。

同大臣は、現在各国が独自の温室効果ガスのアカウントシステムを開発する中、ロシアにとって、独自の差別的でないシステムを持つことは国家安全の問題であると指摘した。同大臣によれば、これらの地域では学者と民間投資家が参加して実証サイトが設置されるとのこと。投資家が参加することにより、単なる学術研究に終始することを防ぐ目的で、すでにGazpromNeft社、SIBUR社、Sinara社などが投資意向を表明しているという。

また同大臣は、全国土にまたがるこれらの地域で数十のサイトを設置する計画で、地方知事も積極的に関わっている、と指摘した。同大臣はさらに、これらのサイトでカーボン・ファーミングも行われる予定であるとして、他の地域も含めてダイナミックにこの分野を発展させたいと述べた。

(モスクワ事務所 屋敷 真理子)

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