豪州:豪州証券取引委員会、TerraCom社のQLD州Blair Athol炭鉱にて石炭サンプル分析値改ざんの疑いに関する調査を実施

掲載日:2021年4月8日

3月30日付の地元メディアによると、TerraCom社は、同社の操業するQLD州Blair Athol炭鉱の石炭サンプルに対する分析値改ざんの疑いに関し、同炭鉱が2021年3月29日に豪州証券取引所(ASIC)の調査を受けたことを明らかにした。

同社は2020年初頭、同社の元従業員から「Blair Athol炭鉱の石炭サンプル分析値に対する改ざんをALS社に依頼することを拒否したため不当解雇された」として連邦裁判所に提訴されていたが、同裁判所の審理においてはこの従業員の主張を真っ向から否定していた。一方、ALS社はこの訴訟を背景に、石炭サンプルの分析値改ざんの疑いに関する社内調査を2020年4月に行い、2007~2020年までの間に、NSW州NewcastleやQLD州Gladstoneなどの試験所で行われた分析の45~50%に「根拠なき修正の跡がある」としていた。

TerraCom社は、今回のASICによる調査に関する発表においては、同社がBlair Athol炭鉱の操業を行うようになったのは2017年5月以降であり、ALS社が2007~2020年に行った石炭分析の対象となったサンプルに同炭鉱の石炭サンプルが占めた割合は1%程度であるとしているほか、ASICの調査に引き続き協力するとしているが、分析値改ざんの疑いに関しては全く触れていない。

(シドニー事務所 Whatmore 康子)

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