コロンビア:国際投資紛争解決センター、国はGlencoreに1,910万米ドルを返金すべきと決定

掲載日:2021年10月7日

2021年9月24日の現地紙によると、国際投資紛争解決センター(ICSID)の下に構成された臨時の無効委員会(3人のメンバーで構成)は、2019年8月27日に出された、Glencoreのコロンビア子会社であるProdecoに対し、コロンビア国家が1,910万米ドルと利息を返還することを命じた決定を無効としないことを決定した。

この決定は、同社がコロンビア国家に対して起こした6億米ドル以上になる訴訟について、2019年に下されたものである。2019年にICSIDは、コロンビア国家に対し、要求額支払いを命じる判決はしなかったが、2016年1月に共和国会計検査院により発行された納税義務決定に基づき同社が支払った金額をコロンビア国家は返却すべきである、と述べた。

2019年8月27日のICSIDの決定により、要求額の97%削減がなされたが、本件を担当する、ANDJE(Agencia Nacional de Defensa Jurídica)とDechert LLP弁護士事務所は、臨時の無効委員会を設立し、ICSIDに対し1,910万米ドルの返却命令を無効とするよう要請していた。コロンビア国家側は、追加契約(Otrosí)8号の締結に際し、Glencore- Prodeco側がとった(不正と)疑わしい行為に関する証拠が考慮されなかったと、不満を示した。これに関し、追加契約締結に関わった当時の地質鉱山学研究所(Ingeominas)の職員2名に、検察庁より罪状が課されている。

(リマ事務所 初谷 和則)

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