コロンビア:Boyacá県の鉱業、増産の陰でリスクも増大

掲載日:2021年10月7日

9月25日の現地紙によると、Boyacá県は国内有数の石炭生産県であるが、鉱業活動のリスクは高く命の危険を伴う。このセクターは、パンデミックの大きな影響を受けることなく乗り切り、原料炭と一般炭合わせ、毎月30万トンの生産量がある。

Boyacá県の石炭生産者組合FedeCarboyのGabriel Chiquilloエグゼクティブディレクターは、「Boyacá県北部、Samacá及びValderrama地域は原料炭の生産地であり、高価格を背景に増産している。他方、Sugamuxi及びTundama地域は、一般炭の生産地であるが、価格が伸びないことから生産は停滞している。しかし、コロンビアは世界第3位のコーク輸出国となり、これは県にとって利益をもたらす」と述べる。

また同氏によると、石炭採掘に関わる雇用が20%増加した。炭鉱作業員の給与は、最低法定賃金月額の2.5か月分以上であり、若者の就労が増加した。現在県内には、約500件の石炭に関わる鉱業権が授与されている。

他方、Paipa市の鉱山管理者であるLuciño Muñoz氏は、国家鉱業庁(ANM)による鉱業権の正規化が遅れているため、鉱山での事故率が低下しない、と表明した。同氏によると、Paipa市内だけで正規化のプロセスにある鉱業権が1,000件以上あり、研修や合法化などの鉱業実施者に対する支援が不足していることが、鉱山での事故率の増加につながっている、と批判した。

(リマ事務所 初谷 和則)

おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。

レポート一覧

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただくには、アドビシステムズ社から無償配布されているAdobe Readerプラグインが必要です。

ページの先頭へ