コロンビア:タイムリーな石炭の再生

掲載日:2021年10月14日

9月30日の現地紙によると、ラテンアメリカの主要な石炭供給国のひとつであるコロンビアは、2020年の長いストライキの後、今年は生産量を40%から50%増加すると期待される。

天然ガスの供給不足から電力事情が緊縮しているため、世界は石炭を必要としており、一例として、ドミニカの石炭不足解消のため、9月27日の週内に石炭をコロンビアより輸出する。欧州の一般炭価格は6月から倍増し、近い将来のエネルギーマトリックスの中で一般炭は重要な役割を占める、といいうコロンビアの主張を裏付けている。こうした市場の後押しがあるが、コロンビアの今年の石炭生産量は、パンデミック前のレベルには至らない。2019年の石炭生産量は8,500万tであった(2020年4,840万t)。Mesa鉱山エネルギー大臣は、コロンビアは欧州の火力発電所のサプライヤー国であるが、アジア市場で競争力を高めたい、と語る。

具体的プロジェクトについては、Drummond社はコロンビアでの生産を拡大し、Colombian Natural Resources社の株式が地元企業に買収され、中断されていたいくつかの炭鉱でのオペレーションが再開する。Glencore はCerrejón炭鉱のパートナー企業の持分を買い取り、代わりに国内で子会社のProdecoが操業していた2炭鉱の鉱業権を放棄した。Mesa大臣は、国内の炭鉱は今後数十年にわたり操業可能であり、Glencoreが鉱業権を放棄した炭鉱の買い手を探している、と説明した。

(リマ事務所 初谷 和則)

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