モンゴル:Energy Resources社の幹部インタビュー

掲載日:2014年2月13日

モンゴル:Energy Resources社の幹部インタビュー (PDF : 149KB)

モンゴルのコンサルタント Blue Ridge 社から、 Energy Resources 社 CEO の Battsengel氏とのインタビュー情報を得たので簡単に紹介する。
2012年、2013年に石炭価格が下落した理由は、中国の需要が低下した他、中国へ石炭を輸出する国々の競争が激しくなったことである。モンゴルの場合、採掘コストが比較的に安いが主要な買い手が存在する黄海の港までの輸送コストは非常に高い。
弊社にとって2013年は苦しかったが、5千億TG(約33百万USD)の税金を支払った他、400百万USD の収入を得た。選炭機を導入したおかげで、製品炭の競争力が高まり、中国の Ganqimaodao(甘其毛道)国境検問所渡しの価格を約90USD/tとして確保できた。
弊社が Ukhaa Khudag 炭鉱プロジェクトへ1,100兆TG(733百万USD)を投資した。債務の年利のみとして1千億TG(66.6百万USD)を支払っている。
2013年に政府へ支払った税金額でトップ10社のうち弊社を含む4社が石炭輸出企業である。即ち市場が大変なときでも石炭輸出企業は貢献している。モンゴル炭の競争力を引き上げるために以下の3つのポイントを重視しなければならない。
1. 石炭分野はリスクが高くて、投資回収が長いセクターなので、同分野の法律、法的環境が安定していなければならない。
2. 原炭ではなく選炭をした石炭を輸出することが大切である。お客様のニーズを満たすため、良質な石炭のみを採掘しているため、沢山の不良品が残っている。選炭すれば一定の品質の石炭を輸出できる。
3. Tavan Tolgoi 炭田から中国の黄海の周辺に位置する鉄冶金プラントまでの輸送コストが80-90USD/t になっている。オーストラリアの場合、黄海までの海運コストが10-15USD/tである。早急に鉄道開発を完成しなければモンゴル炭の市場を失う傾向にある。

2014年も石炭市場が良くならない、競争がさらに激しくなるとアナリスト達が分析しているため、2014年は弊社のみならず、モンゴルの石炭セクターは競争力を引き上げなければならない。

(石炭開発部 串田智)

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