ベトナム:石炭火力発電所の石炭不足が深刻化 計画停電の恐れも

掲載日:2018年12月13日

11月29日付けの地元報道によると、国営電力会社(EVN)は政府に提出した報告書で、2019年に石炭火力発電所向けの石炭不足で発電所の稼働率が低下し、計画停電の恐れがあると明らかにした。

EVNによると、石炭産地の北部Quang Ninh省にあるQuang Ninh石炭火力発電所は、燃料である石炭不足を理由として、発電機4基のうち2基の稼働を停止、同石炭火力発電所が燃料不足に陥るのは初めてとのこと。北中部Thanh Hoa省Nghi Son、北部Hai Phong市の石炭火力発電所でも、同様の理由で稼働を制限しているという。

EVNによると、12月に各発電所が必要とする石炭308万トンのうち国産石炭は255万トン、VINACOMINとDong Bac石炭会社からの石炭供給量は合計で200万トン、必要量を50万トン下回る見通しとのこと。EVNは石炭不足が続けば、2019年初めには計画停電の恐れもあるとし、国内外から競争入札により石炭400万トンを買い付ける許可を政府に申請している。

VINACOMINはEVNへは石炭供給契約通りに石炭を納入したとしながらも、国産石炭が不足して一部を輸入に依存せざるを得ない状態は認めている。

(石炭開発部 辻  誠)

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