ベトナム:セメント製造業界 需要量を上回る生産量予想にて問題化

掲載日:2018年12月20日

12月5日付けの地元報道によると、セメント製造業界は2018年の販売実績は好調ではあるが、需要量を上回る生産量が予想され問題になっている。

建設省は2018年間のセメント・クリンカー販売量は95~96百万トン(前年度比12%増)と見込んでいる。2019年、セメント・クリンカー販売量は98~99百万トン(前年度比6~8%増)と想定している。建設省によると、セメント業界全体の生産能力は2019年で101.74百万トン、生産ラインが2ライン稼働すると、国内全体での生産ラインは84ラインとなる。

ベトナムセメント協会は、従前から2020年までには設備改良・新規投資にて生産能力は120~130百万トンに強化されるが、一方、需要は国内販売・輸出を含めて30百万トン少ないと語っていた。

最近、首相は建設省とベトナムセメント協会に対して、業界の生産能力、新規投資、市場の需要について見直し報告する様に指示していた。

セメント輸出の急増は、政府の天然資源輸出制限に抵触する問題がある。別の輸出問題として、ベトナム製のセメント輸出価格は48~50 USD/トン、タイの65 USD/トン、インドネシアの102 USD/トン、フィリピンの100 USD/トンと比較して低くなっている問題がある。専門家は低価格での大量輸出は天然資源の浪費だと語った。

(石炭開発部 辻  誠)

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