ベトナム:計画通りに石炭火力発電能力を達成できない場合 2019~2020年電力不足のリスク

掲載日:2019年1月10日

2018年12月25日付けの地元報道によると、ベトナムは計画通りに石炭火力発電能力を達成できない場合には、2019~2020年には電力不足のリスクに直面する。

工商省(MOIT)の電力・再生可能エネルギー副局長は、12月13日にハノイで開催された研究会にて冒頭の挨拶を行った。同副局長は、石炭火力発電は国内のエネルギー開発では重要な役割を果たしており、全体電力の37~38%を占めているとした。

電力開発計画7(PDP 7)改正では、2016~2020年に稼働開始予定の石炭火力発電プロジェクトの全体発電能力は13.85 GW、2012~2025年に稼働する発電能力は21.6 GW、2026~2030年に稼働する発電能力は8.7 GWとなる。しかし、2016~2020年に実際に稼働開始する石炭火力発電プロジェクトの全体発電能力は8.0 GW、計画の85%でしかない。

同副局長は、多くの石炭火力発電プロジェクト(Thai Binh 2、Long Phu 1、Song Hau 1、Cong Thanh、Hai Duongプロジェクトを含む)の進展が遅れているとした。プロジェクトの進展遅れは、資金不足、投資家の業績不足、プロジェクト実行での収入不足が要因であるとのこと。

(石炭開発部 辻  誠)

おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。

レポート一覧

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただくには、アドビシステムズ社から無償配布されているAdobe Readerプラグインが必要です。

ページの先頭へ