ベトナム:天然資源環境省(MNRE)Ha Tinh省の鉄鉱石鉱山には環境問題から再操業に反対

掲載日:2019年1月24日

1月11日付けの地元報道によると、天然資源環境省(MNRE)はHa Tinh省Thach Khe鉄鉱石鉱山に関心を寄せており、同鉱山には環境面での危険性があり、再操業はすべきでないと語った。MNREのベトナム環境局の副局長は、MNREはHa Tinh省とは懸念を共有していると語った。2018年12月、Ha Tinh省はThach Khe鉄鉱石鉱山に対して、一時的な操業停止ではなく、環境保護のために鉱山閉鎖を提案した。MNREは政府に対してThach Khe鉄鉱石鉱山の停止提案を送ったとした。

Thach Khe鉄鉱石鉱山は東南アジアでは最大規模であり、その鉱業地域はThach Ha県の6か所の沿岸地域社会に跨っている。鉄鉱石の埋蔵量は544百万トン。同鉱山プロジェクトは2007年、当初投資額9.9兆VNDにて承認された。2013年には投資額は14.5兆VNDに見直された。

2017年、MNREは政府の要請に基づき、関係省庁と協力して環境汚染の危険性を調査した。MNREは、同鉱山の全ての書類を見直し、プロジェクトでの採掘対象となっている坑内深度は、550 mではなく145 mになっていることを発見。その結果、MNREは安全上の問題から、同鉱山の操業停止を示唆した。

首相は、計画投資省に対して、関係省庁とHa Tinh省からの意見聴取と解決策の党委員会への報告を指示した。2018年12月、Ha Tinh省は同鉱山の閉鎖を提案したが、同プロジェクトへ関与は4回目。

(石炭開発部 辻  誠)

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