ベトナム:石炭火力発電は電力需要の急増・他電源不足に対する解決策
掲載日:2019年3月14日
3月4日付けの地元報道によると、工商省(MOIT)は、国家電力開発計画では石炭火力発電所の更なる追加を望んでいる。多くの人々が、他国、例えば中国・インドでは未だに石炭火力発電所の開発を進めていると主張している。ベトナムには2018年末で28か所(全体発電能力18,000 MW)の石炭火力発電所があり、別途、7か所(全体発電能力7,860 MW)の石炭火力発電所が建設中である。
2030年までに、70か所(全体発電能力55,300 MW)以上の石炭火力発電所が見込まれている。この数字は、今後10年間にて発電能力が倍増することを意味する。石炭火力発電所は汚染を引き起こすが、電力需要の急増に対する解決策ではあり続ける。
電力公社(EVN)は、ベトナムでは2019年水力発電量が40億kWh分不足すると警告した。この不足分の電力は石炭火力発電にて相殺されるとした。
2030年までに、70か所(全体発電能力55,300 MW)以上の石炭火力発電所が見込まれている。この数字は、今後10年間にて発電能力が倍増することを意味する。石炭火力発電所は汚染を引き起こすが、電力需要の急増に対する解決策ではあり続ける。
電力公社(EVN)は、ベトナムでは2019年水力発電量が40億kWh分不足すると警告した。この不足分の電力は石炭火力発電にて相殺されるとした。
(石炭開発部 辻 誠)
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