カナダ:米国上院議員8名、カナダBC州首相宛に河川の適切な水質管理を求める書状を送付

掲載日:2019年7月4日

6月13日付地元報道によると、カナダ・ブリティッシュコロンビア(BC)州の炭鉱や鉱山が不十分な環境アセスメントと不適切な監視体制で管理されており、米加国境をまたぐ河川の水質が危険に晒されているとして、米国上院議員8名が連名でホーガンBC州首相宛に書簡を送付したという。

書簡はSteve Daines(モンタナ・共和)、Jon Tester(モンタナ・民主)、Lisa Murkowski(アラスカ・共和)、Dan Sullivan(アラスカ・共和)、Patty Murray(ワシントン・民主)、 Maria Cantwell(ワシントン・民主)、James Risch(アイダホ・共和)、Mike Crapo(アイダホ・民主)というBC州に隣接する米国4州選出の超党派8名の連名によるもの。

争点の1つにBC州南部に位置するTeck Resources保有のElk Valley炭鉱からのセレン流出関連が含まれている。2013年にElk Valley炭鉱での採掘に伴い、雨水による自然由来のセレンが付近の水源に流入が確認され問題となっており、2017年にはTeck Resourcesはセレン流出に係る170万ドルの罰金を科された。また国境を跨ぐ問題として監視についてはカナダBC州と米モンタナの両州で国際共同委員会が設置され、官庁を通じて協議を進めていた所、今回、政治家が乗り出す形となった。なお、今回の書簡では炭鉱以外にBC北部国境の鉱山からアラスカ州に与える影響についても問題提起している。

Teck Resourcesはこの報道に対し、適切に対応していることを表明している。

(石炭開発部 宮崎 渉)

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