ケニア:裁判所、アフリカ東部初の石炭火力発電所建設計画を阻止
掲載日:2019年7月4日
6月26日の現地報道によると、ケニア沿岸Lamu地域のユネスコ世界遺産に近いLamu石炭火力発電所建設計画に対し、ケニアの国家環境審判所(The National Environment Tribunal)は、環境影響評価ライセンスを取り消した。同計画は東部アフリカで初の石炭火力発電所建設計画である。
なお、Lamu石炭火力発電所計画の推定投資金額は20億ドルで、輸入炭を使用し、発電容量1,050MWで計画されており、建設計画を進めているAmu Power社は2015年2月に中国工商銀行(Industrial and Commercial Bank of China)との間で12億ドルの融資に合意していた。
なお、Lamu石炭火力発電所計画の推定投資金額は20億ドルで、輸入炭を使用し、発電容量1,050MWで計画されており、建設計画を進めているAmu Power社は2015年2月に中国工商銀行(Industrial and Commercial Bank of China)との間で12億ドルの融資に合意していた。
(石炭開発部 奥園 昭彦)
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