ジンバブエ:電気料金を4倍に値上げ
掲載日:2019年10月17日
2019年10月9日付の現地(ハラレ)報道によると、ジンバブエのエネルギー規制当局(Zimbabwe Energy Regulatory Authority:ZERA)は、日々の計画停電に対し、発電量を増強し、電力供給を改善できるようにするためにジンバブエ電力送配電会社(Zimbabwe Electricity Transmission and Distribution Company:ZETDC)による電気料金をkWh当たり38.61セントから162.16セント(US¢10.61)に引き上げる申請を承認した。財務省によると、最大18時間に及ぶ停電は、鉱山、産業、家庭に打撃を与え、壊滅的な干ばつとともに、経済が今年最大で6%縮小する主な理由の1つとされている。
一方、電力コストの急騰により、燃料や生活必需品価格の急激な値上がりが起こり、ジンバブエ市民の怒りをかっている。給与は上がらず、10年で最悪の経済危機に対するEmmerson Mnangagwa大統領の政策に市民の非難が沸き上がっている。
エネルギー規制当局は、新しい電気料金により、ZETDCは発電機を修理するための資金を調達できるとともに南アフリカのEskomとモザンビークからの毎月の輸入電力代金1,950万US$を工面できると述べた。
一方、電力コストの急騰により、燃料や生活必需品価格の急激な値上がりが起こり、ジンバブエ市民の怒りをかっている。給与は上がらず、10年で最悪の経済危機に対するEmmerson Mnangagwa大統領の政策に市民の非難が沸き上がっている。
エネルギー規制当局は、新しい電気料金により、ZETDCは発電機を修理するための資金を調達できるとともに南アフリカのEskomとモザンビークからの毎月の輸入電力代金1,950万US$を工面できると述べた。
(石炭開発部 奥園 昭彦)
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