南アフリカ共和国:South32、南アフリカの石炭資産を売却

掲載日:2019年11月14日

11月6日(水)の現地報道によると、South32 Ltdは水曜日、南アフリカの石炭資産(SA Coal Holdings Proprietary Ltd:SAEC)の91.835%を南アフリカの石炭会社であるSeriti Resources Holdings Proprietary Ltdの子会社(Thabong Coal Proprietary Limited)、地元コミュニティ信託及び従業員信託に1億南アフリカランド(以下、ZAR)の前払いと繰り延べ払いで売却することに合意したと発表した。繰延払では、契約完了日から2024年3月までの期間にSAECが生み出すFCF(Free Cash Flow)の49%をSouth32は受け取ることができるが、受取額は年間最大15億ZARに制限されている。Seritiが81.835%、地元コミュニティ信託及び従業員信託はそれぞれ5%の株式を取得する。残りの8.165%の持分は、Phembani Group Proprietary Limitedが率いるBroad-Based Black Economic Empowerment(B-BBEE:黒人経営企業)コンソーシアムが保有している。

売却する南アフリカの石炭資産にはKhutala、Klipspruit、Middelburg及びWolvekransの4つの一般炭炭鉱と3つの選炭工場が含まれており、2019年度(2018年7月~2019年6月)における生産量は2,497.9万トンで、その約60%が国内向(大部分がEskom向け)である。

なお、Seritiは子会社であるSeriti Coal Proprietary Limitedを通じて、南アフリカでNew Vaal、New Denmark、Krielの3炭鉱を操業中で、年間約2,400万トンの一般炭をEskomのLethabo、Tutuka、Kriel発電所に供給している。また、Seritiは、パートナーとともに、EskomのKusile発電所用として年間1,200万トンの一般炭を50年間にわたり供給できるNew Largoプロジェクトを推進中である。

(石炭開発部 奥園 昭彦)

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