ボツワナ: 石炭液化プラントと炭層メタン発電プロジェクトの早期着工を目指す

掲載日:2020年2月13日

2月5日付の現地報道によると、ボツワナのLefoko Maxwell Moagi鉱物資源大臣は、同国に豊富に賦存する石炭を使用しての石炭液化プラントと炭層メタン(CBM)を燃料とする100MW発電所のパイロットプラントの建設を加速すると、南アフリカのケープタウンで行われているMining Indabaにおいて4日に述べた。Moagi大臣によると、石炭液化プラントは2025年の運転開始を、CBM発電プラントは2022年までの運転開始を目指すとのことである。

国営のボツワナ石油株式会社は、エネルギー供給を確保するために3年前に建設コストが40億米ドルと見積もられていた石炭液化プラントを建設するための入札書類の交付を行った。政府は、Sasol社と石炭液化プロジェクトについて予備協議を行っており、今年CBM発電プラントの電力購入契約を最終決定する予定であるとMoagi大臣は述べた。

なお、CBM発電プラント建設の最終選考には豪州企業のTlou Energy 社とボツワナ企業のSekaname社が残っているとのことである。

(石炭開発部 奥園 昭彦)

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