南アフリカ:COVID-19影響、6月1日から鉱山が全面再開

掲載日:2020年5月28日

5月24日付の現地報道によると、大統領は、コロナウイルスのパンデミックに対する南アフリカの対応についての演説で、6月1日から警戒態勢を2番目に厳しいレベル4からレベル3に緩和すると発表するとともにCovid-19に対する実施要項を順守することを条件に、鉱山での採掘を6月1日から全面的に再開することを許可すると、Ramaphosa大統領は24日に発表した。

全面再開にはいくつかの条件があり、Covid-19に対する実施要項を完成させ、再開する前にすべての会社に職場計画を策定することが要求されている。計画によれば、企業は、衛生的および物理的な距離測定手段と設備を導入する必要があるとともに毎日従業員が到着した時に検査を行い、感染者は隔離し、彼らが検査を受けられるように手配する義務がある。さらに従業員が陽性反応を示した場合、接触者の追跡を支援する必要がある。

また、60歳以上及び心臓病、糖尿病、慢性呼吸器疾患、癌などの基礎疾患に苦しんでいる全ての従業員は、体力的に弱いため理想的には家にいる必要がある。自宅で働くことができる従業員は在宅勤務が許可されるべきであるとしている。

これらの措置を条件として、鉱業、並びに全ての製造、建設、金融サービス、専門家およびビジネスサービス、情報技術、通信、政府サービス、メディアサービスは、6月1日から全面的な再開が許可されると大統領は述べた。

(石炭開発部 奥園 昭彦)

おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。

レポート一覧

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただくには、アドビシステムズ社から無償配布されているAdobe Readerプラグインが必要です。

ページの先頭へ