南アフリカ:COVID-19影響、4月の南アフリカの鉱業生産量は半分に急落
掲載日:2020年6月18日
2020年6月11日の現地報道によると、南アフリカ統計局は11日、4月の鉱業の生産と販売概要を発表し、コロナウイルスの蔓延対策として実施した都市封鎖が、鉱業にどのような影響を及ぼしたかについての見解を公表した。4月に実施された南アフリカで初めての全国規模での都市封鎖により、鉱業生産量は前年比で47.3%減少した。生産量の減少が最も大きかったのは鉄鉱石で68.7%の減少であった。その他にも、白金族鉱物の生産量は62%減少し、金は59.6%減少し、マンガン鉱石は57.6%減少した。 また、4月の鉱産物の販売額は、前年比で28.3%減少した。
4月の前半では、Eskomに石炭を供給する炭鉱を除いて、多くの南アフリカの鉱山が、コロナウイルスの蔓延を阻止するために閉鎖されるか、ケア&メンテナンス状態であった。製錬所は生産能力を減らして操業を継続することが認められた。このため、4月の石炭生産量は前年比で9.1%しか減少しなかった。鉱業に対しての規制は4月半ばに緩和され50%の能力での操業が許可され、6月1日からはフル操業に戻すことが許可された。
4月の前半では、Eskomに石炭を供給する炭鉱を除いて、多くの南アフリカの鉱山が、コロナウイルスの蔓延を阻止するために閉鎖されるか、ケア&メンテナンス状態であった。製錬所は生産能力を減らして操業を継続することが認められた。このため、4月の石炭生産量は前年比で9.1%しか減少しなかった。鉱業に対しての規制は4月半ばに緩和され50%の能力での操業が許可され、6月1日からはフル操業に戻すことが許可された。
(石炭開発部 奥園 昭彦)
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