カナダ:Teck Resources社が炭素排出量33%削減の目標を公表

掲載日:2020年7月9日

2020年3月12日のTeck Resources社のプレスリリースによれば、Teck Resources社は新しい持続可能性戦略目標として、2030年までに二酸化炭素排出量原単位を33%削減する目標を発表した。同社はすでに2050年までにすべての事業活動においてカーボンニュートラルを達成すると述べており、今回の発表で新たな目標が加わることになる。

Teck Resources社の持続可能性戦略に関して、短期目標と新しい長期的な戦略的優先事項を更新した。概要は以下の通り。

気候変動関連:
・ 2050年までにカーボンニュートラルとなる
・ 2030年までに二酸化炭素排出量原単位を33%削減する
・ チリの事業においてクリーン・エネルギーの比率を2025年までに50%、2030年までに100%とする
・ 輸送用に用いられていた1,000台の車両を排出量ゼロの代替手段に置き換える

水関連
・ 水資源が不足している地域において、2040年までに事業用水を海水あるいは低品質の水源に置き換える
・ 事業を行う地域の下流域における水源を保護するため、革新的な水資源管理と水質処理対策を導入する

鉱滓ダム関連
・ 新しい鉱山、及び既存鉱山の寿命延長の両方に、より少ない水で操業できる粉砕技術と鉱滓ダム技術適用を優先的に検討する

責任ある生産関連
・ 2040年までに産業廃棄物ゼロにむけて取り組む
・ 2025年までに“責任ある生産者プログラム”を実施し、バリューチェーン全体にわたって追跡可能な“製品パスポート”を導入する

生物多様性と鉱山再生関連
・ 全ての操業中の鉱山において生物多様性に対して総合的にプラスの影響を与えることを担保する計画を策定、実施する

安全衛生関連
・ 死亡事故、重篤な災害、労働災害を廃絶する

従業員関連
・ 2025年までにTeck Resources社で働く女性従業員の比率、及び管理職の女性比率を増加させ、多様性イニシアティブをさらに進める。

コミュニティと先住民関連
・ Teck Resources社の事業開発、能力開発、訓練の機会を通じて先住民の雇用と調達を増やすことにより、事業における先住民の関与を増加させる

(石炭開発部 弘中 孝宜)

おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。

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