モザンビーク:Sena鉄道路線の復旧工事が進行中

掲載日:2020年11月19日

11月12日の現地報道によると、マラウィとモザンビークのBeira港を直接結ぶ鉄道路線を確保するため、モザンビーク中央部のSena線の復旧作業が進められている。Sena線はBeiraからTete州のMoatize炭田まで通っており、モザンビークのMutararaからマラウィ国境近くのVila Nova da Fronteiraまでの支線があり、そこからマラウィのBangulaに至る。

この支線は、何年も前から使用されていない。Maputoの日刊紙「Noticias」の10日の号で引用されたモザンビーク港湾・鉄道公社であるCFMのある情報筋は、国境のモザンビーク側で進行中の復旧作業を完了させるために4,600万ドルが利用可能であると述べた。情報筋は、ルート上の茂みの除去はすでに行われており、次の2週間以内に、キャタピラーとブルドーザーを含む重機の導入を伴う適切な復旧作業を進めなければならない、と述べた。支線は、全長115kmで、モザンビーク側が44km、マラウィ国内が71kmである。作業が完了したら、マラウィはBeira港を経由して砂糖をヨーロッパに輸出したいと考えている。

Beira港は、マラウィ南部の企業にとっては最も便利な港かもしれないが、北部と中部マラウィ地域にとっては、海への主要ルートは、水深の深いNacara港にモザンビーク北部を横断する鉄道である。

(石炭開発部 奥園 昭彦)

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