中国:中国の港湾、豪州産石炭を積載する貨物船の荷下ろしが一部で再開

掲載日:2020年12月17日

12月3日付の豪州メディアによると、中国の港湾では、豪州産の石炭を積載する貨物船の荷下ろしが一部で再開されたことが、関係筋の情報で明らかにされた。この情報によると、中国南部の港湾Fangchenggang(防城港)では、豪州産の一般炭を135千トン積載し、同港で6ヵ月間足止めされていた貨物船が最近、税関当局を通過したとされている。また、中国北部のJingtang(京唐)港でも、豪州産の石炭を積載していることで足止めされていた貨物船のうち2隻が荷下ろしを完了し、1隻が荷下ろし作業の最中であるとされている。

中国の港湾では現在、豪中の貿易摩擦を背景に豪州産の石炭を積載する貨物船の50隻以上が少なくとも1カ月は足止めされているとされているが、今回の荷下ろし再開には、国内炭鉱で保安調査が実施されていることによって生産が減少していることに伴い、中国国内の一般炭の先物価格が過去最高の水準に達したことが関連していると同メディアは報じている。また、中国ではモンゴルからの原料炭輸入がCOVID-19流行によって遅延が生じていることに伴い、原料炭価格が2020年11月30日の週に217USD/トンと、豪州産の原料炭ベンチマーク価格の2倍以上に値上がりしたとされている。

(シドニー事務所 Whatmore 康子)

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