米国:AES社ベトナムの石炭火力発電の権益を売却

掲載日:2021年1月14日

1月5日の現地報道によると、電力会社AES社は、ベトナムのMong Duong 2石炭火力発電所(1,242MW)の過半数の権益を売却することで合意した。署名された合意書によると、米国の投資家が率いるコンソーシアムが権益を取得する。

AES社はMong Duong 2発電所の51%の持分を保有していた。Posco Energy社が30%を保有し、残りの19%の持分は中国投資公司の子会社であるStable Investment社が保有している。

AES社のAndres Gluski社長兼最高経営責任者(CEO)は「ベトナムは、AES社にとって重要な成長市場であり、より持続可能なエネルギーの未来への移行に貢献できることを期待している」「再生可能エネルギーとLNGインフラへの投資という当社のグローバル戦略に沿って、ベトナムではペトロベトナムとの450T BtuのソンミLNGターミナルと2,250MWのソンミ2コンバインドサイクルガス発電所の開発が引き続き順調に進んでいる」と述べた。

Mong Duong 2石炭火力発電所は2015年にビルド・オン・トランスファー契約で建設された。国有企業であるベトナム電力と25年間の電力買取契約を結んでいる。

(石炭開発部 弘中 孝宜)

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