南アフリカ: 南ア大手Nedbankが2045年までに化石燃料への投融資ゼロを目指す

掲載日:2021年4月28日

4月22日の現地報道によると、南アフリカの大手銀行Nedbankは、2025年までに新規の一般炭炭鉱への資金提供を停止し、今後24年間で化石燃料への投融資を段階的に廃止する計画により、新規の石油および天然ガス開発への直接資金提供も停止すると述べた。

南アフリカは大陸最大の温室効果ガス排出国であり、電力の80%以上を石炭火力発電に依存している。同行は、南アフリカ4大銀行の1つであり、気候変動に取組む世界的計画の主要なリスクと見なされる化石燃料プロジェクトへの資金提供を停止するよう、環境団体から圧力を受けている。

同行は、2030年までに一般炭炭鉱への融資をグループ総貸付の0.5%に制限するとしており、「私たちは一般炭から撤退する予定であり、クライアントは私たちと共に移行することを望んでいる」と同行最高財務責任者Mike Davis氏は述べた。

同行は、2045年までに化石燃料に関するプロジェクトへの投融資をゼロにし、再生可能エネルギーの資金調達を加速することを目指すとしており、同国の再生可能エネルギー入札プロセスへの500億ランド(約35億万ドル)のコミットメントに加えて、地域の小規模再生可能エネルギー発電への20億ランド(約1億4,000万ドル)の資金提供を目指していると述べた。

「Nedbankの新たなエネルギー政策は、既存のエネルギーニーズを適切にサポートしつつ、化石燃料からの移行を導くことになる」とMike Davis氏は述べた。同行の一般炭炭鉱への投資額は2020年末までに36億ランド(約2億5,200万ドル/総貸付の0.7%)、再生可能エネルギーへの投資額は323億ランド(約22億6,100万ドル)であった。

(石炭開発部 辻本 譲)

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