南アフリカ:南アフリカの気候委員会が気候変動への野心を促す
掲載日:2021年7月8日
7月2日の現地報道によると、南アフリカのシリル・ラマポーザ大統領によって任命された気候委員会が、2021年11月開催予定のCOP26に先立ち、同国のNDC草案においてより野心的な温室効果ガス排出削減目標の必要性を提言した。
提言では、2021年3月に計画された2030年の温室効果ガス排出量目標範囲の上限398~440MtCO2eを350~420MtCO2eに大幅に引き下げることが推奨された。
気候委員会は、脱炭素化が進む世界経済において炭素税導入等による同国の輸出市場縮小の可能性を懸念し、「より野心的な目標を設定することは、国際的な気候資金支援を見込み、長期的な視点で競争力のある経済創造に繋がるだろう」と述べた。
提言では、2021年3月に計画された2030年の温室効果ガス排出量目標範囲の上限398~440MtCO2eを350~420MtCO2eに大幅に引き下げることが推奨された。
気候委員会は、脱炭素化が進む世界経済において炭素税導入等による同国の輸出市場縮小の可能性を懸念し、「より野心的な目標を設定することは、国際的な気候資金支援を見込み、長期的な視点で競争力のある経済創造に繋がるだろう」と述べた。
(石炭開発部 辻本 譲)
おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。