カナダ:Teck Resources社、BC州の山火事の影響で石炭販売見通しを下方修正

掲載日:2021年7月15日

7月7日の現地報道によると、カナダのブリティッシュ・コロンビア(BC)州で発生した山火事により、山元と西海岸の石炭ターミナルを結ぶ鉄道がLytton付近で大きな被害を受け不通となったため、Teck Resources社は、7月から9月の第3四半期には30万トンから50万トンの原料炭販売量が落ち込むものと予想しているが、今回の混乱が6月30日に始まったため、第2四半期の売上には影響しないとしている。また、同社は石炭の輸送先をPrince RupertのRidley Terminalsに変更したと発表している。

フレーザー渓谷に沿って走るカナダィアン・ナショナル鉄道とカナダィアン・パシフィック鉄道の幹線は、鉄道の安全検査のために運行を停止していたが、CBCの報道によると、カナダィアン・パシフィック社は、5日には限定的であるが運行再開を発表したとのことである。これに対して、Lyttonの地元住民や先住民族は、運転再開に適した状況ではないと困惑している。

BC州政府のデータによると、7日の時点で、州内で204件の山火事が発生しており、71.6%が落雷によるもの、6.4%が人為的なもの、22.1%は原因不明とのことである。

なお、Teck Resources社は、4月に発表した2021年第1四半期の財務報告において、2021年の原料炭生産目標を2,550万から2,650万トンと計画している。また、2021年第1四半期の石炭販売量は620万トンで、うち約200万トンを中国向けにCFRベースで販売したとしている。

(石炭開発部 奥園 昭彦)

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