南アフリカ:南アフリカのMedupi石炭火力発電所が完成後、一部発電機で爆発が発生
掲載日:2021年8月12日
8月2日の現地報道によると、2007年5月に開始された南アフリカ国営電力会社EskomによるMedupi発電所プロジェクトの最後の1号発電機が商業運転状態となり、全6号発電機(4,764MW)から構成される発電所の完成が発表された。
同発電所は同国のエネルギー安全保障の強化に役立つとされ、運用寿命は50年と計画されている。地域の水不足を考慮した直接乾式冷却システムを採用しており、超臨界技術搭載によりEskom社の前世代型発電機に比べて高温運転が可能となったことで、発電効率が上昇し環境パフォーマンスが向上している。
8月9日の現地報道によると、同発電所の4号発電機が爆発し、甚大な被害がもたらされていると公表された。爆発の原因は設備内に残留した水素を起因とする発火とされ、怪我人の報告はないが、4号発電機は停止状態にあり、全ての現場作業が中断されている。
同発電所は同国のエネルギー安全保障の強化に役立つとされ、運用寿命は50年と計画されている。地域の水不足を考慮した直接乾式冷却システムを採用しており、超臨界技術搭載によりEskom社の前世代型発電機に比べて高温運転が可能となったことで、発電効率が上昇し環境パフォーマンスが向上している。
8月9日の現地報道によると、同発電所の4号発電機が爆発し、甚大な被害がもたらされていると公表された。爆発の原因は設備内に残留した水素を起因とする発火とされ、怪我人の報告はないが、4号発電機は停止状態にあり、全ての現場作業が中断されている。
(石炭開発部 辻本 譲)
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