インド:インド企業、現在の一般炭価格高騰下では購入に踏み切れず

掲載日:2021年8月12日

7月12日付の現地報道によると、Covid-19の影響後、インド経済は回復し始めているものの、同国企業の多くは、価格高騰により輸入石炭を購入する余裕がなくなっているという。インドネシア産だけでなく、南アフリカやオーストラリア産の石炭価格もインド市場では非常に高価であると言われており、発電所の一時停止にも繋がった。

インドネシアの石炭指標価格(HBA)は、世界市場での石炭価格の上昇傾向に伴い、6月の100.33 US$ /tに対し、7月は115.35 US$ /tに上昇。7月のHBAは2011年12月(112.67 US$ /t)以来の記録更新となった。

市場関係者によると、発熱量4,200kcal/kgの石炭を60 US$ /t以上の価格で購入することは前例がないという。しかし、低硫黄・低灰分の石炭を要する火力発電所向けに発熱量4,200kcal/kgの石炭を生産しているのはインドネシアだけであるため、同国産の石炭は依然としてインドで必要とされる可能性が高い。

(石炭開発部 古川 ゆかり)

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