インド:インドとロシア、原料炭供給で協力へ

掲載日:2021年8月12日

7月16日付の現地報道によると、インド政府は7月14日、同国とロシアが原料炭に関する協力に合意したと発表した。

インド政府は、「当該協力は、原料炭供給ソースの多様化を目的とし、鉄鋼部門全体に利益をもたらすものである」と述べたが、協力の内容についての具体的な内容は明らかにされていない。

昨年のCovid-19の影響から国内鉄鋼生産の回復により、1~5月における原料炭輸入量は、前年同期比36%増の2,505万トンとなった。インドの5月の粗鋼生産量は852万トンで、前月比で3%増、前年同期比では36%増となった。

なお、5月は豪州産原料炭価格の高騰や、3月末にインドを襲ったCovid-19の第2波による散発的なロックダウンの発生により、輸入量は減少。低揮発分強粘結炭のFOB豪州価格は7月15日に210.35 US$ /tとなり、前年同期比で100 US$ /t 以上の上昇となった(2020年7月16日時点では109.80 US$ /t)。インドでは、原料炭輸入は豪州のシェアが高いことから、影響を受けていると見られている。

こうした背景から、インドでは原料炭供給ソースの多様化を進めている模様であり、インドが5月にロシアから輸入した原料炭は7万6,000トンで、前年同月比で125%増加した。1~5月の同輸入量は46万8,000トンで、前年同期比10%増となった。

(石炭開発部 古川 ゆかり)

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