カナダ:BC州、Crown Mountain原料炭プロジェクトの経済性が向上

掲載日:2021年8月19日

8月15日の現地報道によると、ASXに上場している豪州のJameson Resources社の子会社であるNWP Coal Canada社が、カナダのブリティッシュ・コロンビア(BC)州Elk Valleyで進めているCrown Mountain原料炭プロジェクトで、最近行った歩留まり最適化調査の結果、経済性が大きく改善したと発表した。

この調査は、同社が2020年7月に実施したバンカブル・フィージビリティ・スタディ(BFS)に続くものである。本調査により、生産量の増加と経済性の大幅な改善が確認され、又、精炭の灰分レベルが北側及び東側ピットで9.5%から10.5%に、南側ピットで9.5%から11%に増加することが確認された、と同社は発表した。

同社によると、灰分が増加することで、実収率が向上し、結果的に生産量や輸出販売量が増加するため、鉱山寿命を通しての実収率がBFSでは48.8%だったものが、52.9%に増加し、精炭の年間平均販売量は、180万トンから196万トンへと8.4%増加した。また、生産コストの削減と販売量の増加により、税引き前の正味現在価値が、BFSの25%増の4億6,900万米ドルとなった。

なお、NWP Coal Canada社によると、従来の計画では、本プロジェクトで生産される石炭の内訳は、平均して強粘結炭86%、PCI炭14%を見込んでおり、環境アセスメントの提出は2021年第2四半期を目標とし、2022年第4四半期までにすべての規制当局の承認を得た上で、2022年に建設を開始し、生産開始は2023年後半を目指している。

(石炭開発部 奥園 昭彦)

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