南アフリカ:南アフリカの鉄道・港湾運営改善に向けて国営物流企業と鉱物評議会が協力表明

掲載日:2021年9月2日

8月23日の現地報道によると、南アフリカの国営物流企業であるTransnet社と南アフリカ鉱物評議会(MCSA)は、市民の抗議行動により混乱が生じたバリューチェーンの安定化と同国鉱業企業の利益確保を目的に、Transnet社の貨物鉄道や港湾ターミナル等の運営改善に協力することに合意した。

抗議行動により同社インフラ設備の破壊や盗難が多発したことで輸送効率が低下し、同国の石炭輸出量は過去10年間で最低の水準に落ち込むことが見込まれる。

セキュリティ課題への対策強化として、インフラ設備の破壊や盗難行為を削減するテクノロジーの導入が検討されている。

「鉱業部門とTransnet社が協力して輸出量を増やし、鉱業への投資と成長を促進することで持続可能な収益構造を実現することが重要である」とMCSAの代表は述べた。

(石炭開発部 辻本 譲)

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