中国:中国神華、上半期の純利益は260.3億元(前年同期比26%増加)

掲載日:2021年9月9日

8月30日付けの現地報道によると、中国神華が8月28日に発表した上半期の営業収入は1,439.8億元で、前年同期比37.1%増加した。親会社に帰属する純利益は260.3億元であり、前年同期比26%増加。1株当たりの基本利益は1.31元となった。

同社は、営業収入が増加した原因は以下によるものと説明している。
(1)中国経済の回復による石炭需要の増加及び石炭価格の上昇により、同集団の石炭販売量と平均販売価格が前年同期比でそれぞれ17.3%と25.4%増加した。
(2)石炭販売量増加などの影響を受け、同集団の自社保有鉄道の輸送取扱量、港湾の船積み量、水上輸送の取扱量などの業務量が前年同期比でプラス成長となった。
(3)国内の電力需要急増に際し、同集団の一体化した運営が、発電所への石炭供給確保の面でより有利に作用し、発電量が前年同期比でプラス成長となった。
(4)国際的な石油価格などの影響を受け、国内のポリオレフィン生産が短期的に供給不足となり、価格が上昇し、同集団のポリオレフィン製品の販売量と平均販売価格が前年同期比で増加した。

上半期、同社の主要生産経営指標は大幅に増加し、国民経済の回復と安定的な成長に積極的に貢献したとしている。

上半期、同集団の商品炭生産量は152.4百万トン(2020年上半期の商品炭生産量:145.6百万トン)であり、前年同期比で4.7%増加した。

上半期、同集団の石炭販売量は240.8百万トン(2020年上半期:205.3百万トン)であり、前年同期比で17.3%増加した。このうち、3年間の発電用石炭長期契約を結んだ外部顧客への販売量は84.2百万トンであり、同集団の石炭販売量の35%を占めた。上半期の平均石炭販売価格は499元/トン(税抜額、以下同)(2020年上半期:398元/トン)であり、前年同期比で25.4%増加した。

2021年上半期、同集団の国内石炭顧客のうち上位5社への販売量は90.5百万トンであり、国内販売量の38%を占めた。このうち、最大の顧客である国家能源集団への販売量は78.5百万トンで、国内販売量の33%を占めた。上位5社の国内石炭顧客は、主に電力、石炭化学、石炭貿易企業である。

石炭資源について、2021年6月30日時点で、中国の基準における同集団の石炭資源量は333.6億トンで、2020年の年末と比較して36.8億トン増加した。石炭可採埋蔵量は142.6億トンで、2020年の年末と比較して1.6億トン減少した。また、JORC基準における同集団の石炭販売可能埋蔵量は75.7億トンで、2020年の年末と比較して1.6億トン減少した。

(北京事務所 塚田 裕之)

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