オランダ:Uniper社とロッテルダム港がグリーン水素プロジェクトで提携

掲載日:2021年9月16日

9月7日の現地報道によると、ドイツのエネルギー企業であるUniper社とロッテルダム港は、初期FSを経て、Uniper社のオランダ・ロッテルダムのMaasvlakte施設でグリーン水素を製造することで、合意した。

天然ガスから製造される水素と異なり、グリーン水素は二酸化炭素の排出量を削減する上で大きな役割を果たすと考えられており、ロッテルダム港は水素の製造と輸入の国際的なハブとなることを目指している。次のステップは、概念設計で、9ヶ月を要する予定であり、許可証や財政的支援を申請するための取り組みも同時に行われていると、両組織は述べている。オランダのメディアによると、このプロジェクトを軌道に乗せるためには莫大な政府資金が必要になるとのことである。

Uniper Hydrogen社の最高経営責任者であるAxel Wietfeld氏は、プレスリリースの中で、我々はMaasvlakteを、新しいヨーロッパの水素バリューチェーンの主要リンクに変えたいという強い野心を持っており、このチェーンの他のプレーヤーにとっても、多くのチャンスがある。共に持続可能な水素を使って、ロッテルダムのCO2レベルを大幅に削減することができる、と述べている。

Uniper社は、Maasvlakteに石炭火力発電所を持っており、バイオマスやさまざまな残留物を利用して電気や蒸気を生産している。欧州のエネルギー供給の約13%がロッテルダム経由で流入しており、同港は2050年までに気候ニュートラルを目指している。ロッテルダム港チーフのAllard Castelein氏は、「産業界は、ビジネスプロセスをより持続可能なものにするために、大規模な変革を迫られており、水素はこのプロセスで中心的な役割を果たすでしょう。」と述べている。

(石炭開発部 奥園 昭彦)

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