コロンビア:2,000メガワットの原子力発電プラントの建設提案に警戒

掲載日:2021年9月30日

世界が原子力エネルギーに代替するものを求めている中で、コロンビアは、国家エネルギー計画(Plan Nacional Energético(PEN))2020-2050注)の中で、原子力発電プラント建設の可能性を示唆している。

9月16日の現地紙によると、コロンビアエンジニア協会(Asociación Colombiana de Ingenieros:Aciem)のIsmael E. Arenas会長は、第38回コロンビアエネルギー大会(Enercol 2021)において、「PEN 2020-2050の中で、2,000メガワットの原子力プラント1件の建設が提案されているが、高額の建設費用や社会環境的なリスクを伴うこの提案の理由が明らかでない。またコロンビアは広範で多様なエネルギー基盤を有しており、原子力プラントの導入は実現可能性のあるオプションではない」、と警戒を示した。

また同氏は、天然ガスの供給と、太平洋沿岸に再ガス化プラントを設置する政府の計画にも憂慮を示し、「新規の太平洋再ガス化プラントに依存した拡大は非効率、高額で、国にとってリスクが高い」と述べた。

注)PEN2020-2050リンク:
https://www1.upme.gov.co/DemandayEficiencia/Paginas/PEN.aspx

(リマ事務所 初谷 和則)

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