ロシア:ケメロヴォ州と石炭企業の特別協定により、石炭以外への投資を推進

掲載日:2021年10月7日

9月1日付の現地報道によれば、ロシア経済発展省は、ケメロヴォ州(クズバス)の石炭企業に対して、東向けの石炭輸出が2021年の実績量を超過する場合、その輸出分から得られる利益の50%以上を同州での石炭以外のプロジェクトへの投資、及び雇用創出に振り向けることを義務付ける特別投資協定をケメロヴォ州政府との間で締結することを提案した。同省は、投資協定締結により、州経済の石炭以外の産業において約140億RUB(約1.9億USD)の投資が行われ、最大6,000名の雇用が創出されることとなり、同地域経済の多様化を促すとともに、世界的なエネルギー転換、石炭需要の低下を背景とするリスクを縮小することが可能になるとしている。

同省はまた、鉄道インフラへのアクセスに関する規則変更のための法令改定案を発表した。その中で、ケメロヴォ州から東向けの5,300万tを超える輸出に関して、鉄道輸送量の追加割り当てを、石炭以外の産業の投資プロジェクトに収益を回しているかどうかによって決めることを想定している。また投資協定を破棄する場合には、東向けの輸出のための輸送について供与された追加割当量も停止されることになる。

(モスクワ事務所 屋敷 真理子)

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