ロシア:原料炭に対する地下資源採掘税、国際市場価格と連動させる見込み

掲載日:2021年10月7日

9月30日付の現地報道によれば、ロシア政府は、原料炭や鉱石等について地下資源採掘税の税率を国際市場価格に連動させるための税法典改正法案を国会下院に提出した。鉱業・冶金産業の収益率が大きく向上したことを考慮したもので、この改正により、地下資源採掘税の負担が2倍に増加する可能性がある。

同法案によれば、原料炭に対する地下資源採掘税は、現在1トン当たり57RUB(約0.78USD)であるところ、課税対象期間のオーストラリアHCCのFOB価格平均の1.5%に設定することが提案されている。対象期間の平均価格が1トン当たり100USD未満の場合には、地下資源採掘税は1USD相当のルーブル額が適用される。

2012~2020年における鉱業・冶金産業の資源レントにかかわる税の総合計は、6,000億RUB(約82.5億USD)で、EBITDAの7.5%程度とわずかなものだった(参考:石油産業においてはEBITDAの約80%)。

(モスクワ事務所 屋敷 真理子)

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