ルーマニア:2032年までに石炭火力発電から撤退

掲載日:2021年10月7日

9月30日の現地報道によると、ルーマニアは、欧州委員会との間で交わされた国家復旧・強靭化(PNRR:National Recovery and Resilience Plan)では、2032年末までに4.59GWの石炭火力発電所を段階的に停止する。

PNRRによると、2023年末までに3.78GWの石炭火力発電所を閉鎖する予定で、スケジュールでは、ルーマニアは今年中に合計で約1.70GWを閉鎖する計画で、2025年末以降に残る設備容量(0.8GW)は、戦略的予備として維持され、国のエネルギー供給機関が自由に使えるようになるという。

石炭火力発電所に代わるものとして、ルーマニアでは2025年末までに1.3GWのガス火力発電所の新設に投資する予定で、2026年半ばまでに再生可能エネルギーの新規導入量は少なくとも3GWに達し、そのうち2GWは2025年末までに完了する予定である。

現在のルーマニアの風力発電所の総設備容量は3GW、太陽光発電所は約1.4GWであるが、2030年までの計画では、2030年までに6.9GWの再生可能エネルギーを新たに導入する予定で、そのうち3.7GW以上が太陽光発電となる予定である。

(石炭開発部 奥園 昭彦)

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