豪州:NSW州政府、2030年までの温室効果ガス削減目標値を2016年比35%減から同比50%減へと引き上げ

掲載日:2021年10月7日

9月29日付の地元メディアによると、NSW州政府は、同州の温室効果ガス(GHG)排出量を2050年までに実質ゼロとすることを目標とする計画「Net Zero Plan」に基づき設定された、2030年までに同州のGHG排出量を2016年比35%減とするという目標値を50%減に引き上げたことを明らかにした。

同政府はこの目標値引き上げを行った理由について、第三者機関が同計画の見直しを行ったところ、同計画による「電気自動車(EV)の導入促進」や「GHG低排出の電力供給への移行」など複数のアクションが実施されることによって、同州のGHG排出量が2016年比で47~52%削減されると予測されたことがあるとしている。同政府によると、この目標値引き上げは、連立与党のNSW州自由党とNSW州国民党の意見一致に基づくものであるとされている。

一方、豪州連邦政府は、2021年11月に英国グラスゴーで開催される第26回気候変動枠組条約締約国会議において、豪州のGHG排出量を2050年までに実質ゼロとするという約束を行うことを検討しているが、連立与党では自由党が国民党からこの約束に対する賛同を得ることができておらず、同メディアは、「NSW州政府のGHG排出削減政策に対する連立与党の意見一致が、連邦政府にとっての倣うべき例となるのでは」と分析している。

(シドニー事務所 Whatmore 康子)

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