豪州:2021/22年度における豪州の鉱物資源輸出額、豪ドル安やコモディティ価格の上昇などによって3,490億AUDと過去最高水準に達する見通し

掲載日:2021年10月7日

9月30日付の地元メディアによると、豪州の2021/22年度における鉱物資源の輸出額が、豪ドル安やコモディティ価格の上昇などにより2020/21年度比14%増の3,490億AUDと、過去最高の水準に達する見通しであることが、連邦政府による四半期報告書の最新版「Resources and Energy Quarterly: September 2021」で明らかになった。

鉄鉱石価格は2021年6月に230USD/トンと過去10年間における最高値となった後に現在は値下がりが続いているが、2020/21年度と2021/22年度の平均価格はそれぞれ140USD/トン、115USD/トンとなると同報告書では予測されている。また、同報告書は豪州の石炭輸出に関し、中国が豪中間の貿易摩擦などを背景に2020年10月頃より豪州産石炭の輸入に制限を設けた後に「日本や韓国、欧州など中国以外の市場におけるサプライチェーンの拡大を定着させた」と分析しており、現在、上昇が続く石炭価格について、2020/21年度と2021/22年度には原料炭が123USD/トン、176USD/トン、一般炭が76USD/トン、98USD/トンの平均価格となると予測している。

一方、同報告書は2022/23年度の鉱物資源輸出額について、「COVID-19流行が収まった後に鉱物資源の生産量が増加し、コモディティ価格が値下がりする見通しであることなどから、2,990億AUDに低下する」と予測している。

(シドニー事務所 Whatmore 康子)

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