ロシア:北極圏インディガ港の建設開始、2024年下半期に延期

掲載日:2021年10月7日

9月10日付の現地報道によれば、Aeon Corporationのオーナーであるトロツェンコ氏は、北極圏ネネツ自治管区のインディガ港の建設開始は、当初予定の2023年ではなく、2024年下半期になる見込みであると明らかにした。同氏によれば、2022・2023年の船舶航行可能なシーズンは、浚渫作業が継続される予定。

3,000億RUB(約41億USD)を超えるとみられる投資により建設される同港では、原料炭、木材、肥料、化学製品、紙などの貨物の積み出しを行う計画で、取扱量は最大年間8,000万tの見込み。当初の予定では2028年に操業を開始する計画だった。

アルハンゲリスク州のツィブリスキー知事代行は以前、不凍港であり大型の船舶の受け入れも可能となる予定のインディガ港は、現在サンクトペテルブルグで受け入れられている貨物の一部を受け入れることができ、北極海航路の出口となると述べていた。キルギスタンは中国からの貨物輸送のための鉄道建設を計画、カザフスタンは現在バルト海沿岸の港から積み出している年間3,000~4,000万tの石炭を振り向ける可能性があるなど、「アジア~北極海航路」輸送回廊が創出されることになる。

(モスクワ事務所 屋敷 真理子)

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