中国:電力需要の増加を背景に豪州産石炭を港湾の保税倉庫から放出

掲載日:2021年10月14日

10月6日付の豪州地元メディアによると、中国では冬季を迎えて電力需要が更に増加していることを背景に、豪州産の石炭が港湾の保税倉庫から放出され始めているとされている。

中国政府は豪中の貿易摩擦が悪化した2020年10月頃から豪州産の石炭に輸入制限を設けており、国内の港湾では1百万トン以上の豪州産石炭が保税倉庫に足止めされているとされている。一方、中国国内では産業や一般世帯の電力需要が増加し続けていることから火力発電所で使用される一般炭の価格が最近において200USD/トンと過去最高の水準に値上がりしており、トレーダーによるとこの値上がりに伴い2021年9月末から保税倉庫からの豪州産石炭の放出が始まり、市中価格の3分の1近くの価格である70USD/トン前後で取引されているとされている。

また、中国は、豪州産石炭の輸入に制限を設けて以来、石炭の調達先を従来のインドネシアのほかに南アフリカ共和国、モザンビーク、カザフスタン共和国などにも広げており、最近においては米国からの輸入も増加していると同メディアは報じている。

(シドニー事務所 Whatmore 康子)

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